2021年2月13日土曜日

【日本の航空宇宙産業の実態:その1 民間航空機製造分野】[ Current Japan's aerospace industry: Part 1 Commercial aircraft manufacturing field]

   <B787製造には15社が参画>

 一般財団法人民間航空機開発協会のボーイング787製造分担部によれば、三菱重工業、川崎重工業、SUBARUが構造物の35%の製造分担していることに加え、ジーエスユアサ、関東航空計器、ジャムコ、住友精密工業、多摩川精機、東レ、ナブテスコ、パナソニックアビアニクス、ブリジストン、島津製作所、KYB,日機装の合計15社が製造分担している。

  ボーイング社は300万点に及ぶ部品の製造を全世界に発注しており、数千のサプライヤーと連携している。Airframer社はサプライチェーンリストを公開しており、日本では67の団体や企業が紹介されている。


 <エアバス380製造には15社が参画>

 エアバス社の資料によると、三菱重工業、SUBARU,日本飛行機、ジャムコ、日本製鉄、東レ、帝人、コミー、新明和工業、ミネベアミツミ、日機装、住友精密工業、ブリジストン、横浜ゴム、パナソニックアビオニクスと同じく15社が製造分担しているが、その割合はB787に比べて格段に少ない。
   エアバス社も、世界中に約9,00社のサプライチェーンを持ち、その企業名のリストをWEB上で公開している。日本では61社が紹介されている。

次回に続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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